←一つ前に戻る HOME

料理が出来れば一人前?過食症でもおいしくご飯が食べたいのだ

12/30
昨日から母が実家へ帰省し、父・弟との3人で自分が食事当番。
家に居る時間が長くて食べ物に触る機会が多いのは、なかなか大変。
そんなことは分かっているけど、やりたいからやる(笑)。

7時起きで父と朝食。朝ご飯なんて久し振りだなぁ。
病歴を振り返る為に昔の日記を出したくて、収納スペースの掃除&整理。
ついでに机の引き出しとタンスも片付ける。
溜まりに溜まった、コンビニのストロー・スプーン類を清算!
2人が外出し、10時半頃から一人になって怪しい時間帯。
音楽聴きながら数日分の献立考えてたら、いつの間にか13時近く。
あ、腹減ってるかも?と、これまた久し振りの感覚。
有り合わせで食べてたら量が分からなくなって、ヤバイ…と思ってたら父帰宅。
タイミングの良さに感謝(以前なら邪魔が入ったと感じただろう)。
留守番を交代して食材の買い足しに出かける。
外があまりに暖かくて気持ちも少し緩んだのか、気持ち悪くなる前に食べることをやめて嘔吐ではなく消費してる体
(普通の人が疑うことなく当たり前にしてるだろうこと)に安心を感じ、
同時にそんな発想が浮かぶという心の病みと身体の異常さを改めて認識した。
家用の物を購入後、自分の欲しい物をと思ったが願望が薄い。
不思議に思いながらアイスとか数点だけ買って帰る。
いつもなら、アイスが溶けるなんて理由付けして食べ歩いてしまうけど、
知人とすれ違うかもしれない明るい時間帯だったこともあり、何とかスルー。
どうして家まで我慢できたのか?とにかくヨシヨシ。

帰宅後は自分のペースでのんびり調理。
@今晩の肉じゃが(芋がデロデロに溶けて見た目は微妙…味は普通)
Aおせち用の煮物(こんにゃく・筍・蓮根・里芋でおまけ程度の量)
B肉と根菜の残りで今晩の炒め物(味噌調味料で色も味も濃い目…)
下ごしらえとか調味料の計量とか自己流でやった割にはマシな結果かな(笑)?
明日、出かける前のおせちの盛付けが楽しみだなぁ。
(何年かぶりに30・31・1日が休みなので、祖父母を訪ねます。
この地方、おせちは大晦日の夕飯からという風習で自分もそうなりました。)
おせちって、食べる時より重箱に飾り詰めてる時の方が好きっスね。

話がそれた上に長くなってしまいました…。
休日に、時間を持て余さずに、やりたいことして、家族と関われて、
過食嘔吐の症状も少なくて、明日への期待を残せて、何て穏やかでいて充実感。
周りと自分自身にありがとうと言いたくなる幸福感。
これが病んでない人の普通…もしかしたら意識すらされてない日常、なのかなぁ?
今日は、考えるより感じて気付くことが多かったように思う。
でも、すぐに忘れちゃったり(笑)するから、書き留めさせて頂きました。
年内最後の書き込みかと思うので「みんなで良い年を迎えたいっス」と。
明日は、吹雪予報の雪国に挑んできます☆

過食嘔吐が止まったからこそ、得られたもの

3/28
長い軽減期間後の更に長い初期停止で1年が経過し、嬉しいのか悩ましいのか複雑な気分です。
という訳(?)で、この1年間の軌跡を振り返ってみようかと思います。
まとめるつもりですが、たぶん長くなるでしょう…スンマセンねぇ(笑)。

0.停止初日
症状はだいぶ軽減してきていたけど、夜1回の清算的過食嘔吐は続いていた。
その日は誕生日だった。
いつもの場所へ通い、いつものように夜の食糧も調達済みだった。
でも、思いがけない頂き物をしたり沢山の人が祝ってくれて、これまでにないく愛情と感謝の気持ちが湧いて心が喜んでいた。
今日、あと一歩の我慢が出来なかったら一生とめられるチャンスはない…と思い、食べ過ぎで少し気分が悪かったけど耐えてみた。

1.〜1週間くらいの状態
1月に仕事を辞めた頃から1日3食の区切りを何とかつけてはいたが、心理的に満足を得られる量と満腹感に差があり、胃が無理をしている感じだった。
量はともかく、食べた後は吐けそうになるのを我慢している状態。
でも「昨日出来たのだから今日も何とかしてみよう」という意識が強く、とまっていることに不思議さを感じつつも日が経っていった。

2.〜耐性訓練開始までの状態
嘔吐が治まったので「停止」とカウントしてはいるものの、食事内容や摂取量を見れば必要以上に食べている状態で、すぐに体型に変化が現れた。
しかし食べたい量はまだコントロール出来ず、かと言って嘔吐はしたくない…
というジレンマのようなものを感じていた。
停止が3週間ほど続いた頃、増える体重へのイラ立ちと症状面の安定もあって、耐性訓練の提案がなされる。
耐性訓練をした人達は皆痩せていったので、内容はどうあれ期待が強かった。

3.訓練とその反応
T.ディスプレイ・プチ断食・一口止めの併用(21日間)
食べ物を目の前に並べておいたり、お菓子を袋から一口だけ食べて放置したり、といった内容のことを3週間ほど続けた。
3種の中ではプチ断食が最もストレスで、早く夜にならないか…と思っていた。減量を兼ねた訓練を指示通りに進めていたけれど、
食べる量が少なくても種類が多かったり1食の量が多かったりで、効果はなく。
耐性訓練をしても体重は増える一方で、症状は出なかったがとてもイライラした。
そんな状況を受け、3種併用から減量を主とした別の訓練に移行。
U.カロリー計算での減量(320日間・継続中)
摂取カロリーをコントロールして減量するというシンプルなもの。
しかしこれまでカロリーに無頓着だった自分にとっては、ハイレベルに感じた。
「3日ももたねぇんじゃねーか」と思ったけど、とりあえず実行。
最初のイラ立ちは、手探りすぎて面倒くさかったこと。
次に、何も気にせず自由に食べられる人(家族など)に対する羨ましさのイラ立ちや、気を遣ってか無神経にか食べ物をすすめてくる人へのイラ立ち。
やがて、カロリー表記のない物に対する「チッ」というようなイラ立ち。
3日ももたないと思っていたけど、記録とか計算は慣れやすい分野だったらしく、その内に食事量の目安として便利だと思えるようになり、今はほど良く継続中。
たまに計算間違いに気付いて「しまった」と思うこともあるけれど、「翌日で調整するほどでもないか…」とスルーしている。
サブ効果として、低カロリー食材を選ぶ中で野菜等の食わず嫌いが少し改善された。
V.短期バイト
食の面での耐性訓練では症状が戻ることはなかったのと、そろそろ少し仕事(社会)に出てみたいという気持ちになったのでバイトをしてみる。
@衆院選前の電話世論調査(2週間で6回出勤)
8月下旬に短期派遣的な形で、様々な年代の人が大勢集まる現場に勤務。
未経験なコミュニケーション業務で、朝からや夕方からという不規則なシフトで、出勤時の「行きたくない感」を久しぶりに実感した。
帰路でも、以前のように褒美食材(制限カロリー内で)を買ったりと、根本ではあまり変わっていないのかなぁと思いながらも、最後は充実感で終了。
A物産展の館内配送(1回につき1〜2週間)
9月中旬に短期で午前のみの肉体労働。前回の職種より自分向きだと思う。
しかし物産展と言えば食品がメインで、あちこちで試食を振舞っているのが気になる。
特に開店後、こちらが必死で配送しているのに、全く気付かず我が物顔で楽しそうに美味しそうにされると、嬉しいけどイライラした。
ここで運送会社とつながりが出来て、同種の仕事が入ると参加させてもらい、11月・2月・3月と経験を積む内に会場を見る心が穏やかになっているのを感じる。
B運送会社のお歳暮関連作業(週1〜2回で1ヶ月強)
物産展でつながりの出来た運送会社の誘いで、11月下旬〜12月中旬まで勤務。
広い配送センター内で、簡易包装等の手作業・立ち仕事を1日中。
顔見知りがいると分かっていたのであまり緊張せずに仕事に入れたが、人と昼食を摂らなければならないというのがとてもストレスだった。
偏った食生活を見られるのが嫌で、2度目の出勤からは独りになれるよう工夫した。
昼食の問題以外は交通の便が悪いということくらいで、無難に勤められたと思う。
W.継続的バイト
9月下旬から、短期バイトだけでなく程度の軽い継続的バイトも経験。
週3〜4日・1日4時間くらいで小規模部署の作業人員として。
出勤時間や仕事内容が自分の希望と合っていて、現在も継続中。
とは言え、あくまで耐性訓練としての仕事なので無理な時は辞められる環境。
難しい作業ではないし、人間関係に悩むほどの人数もいないけど、移り変わる状況や垣間見える人間性に「え?何で?」と反感を抱く時もある。
楽な時が多いけど、イラっとしたりガッカリしたり色々役に立っていると思う。

4.別の病院通いの経過
症状がとまったり軽減した(相談を開始した)ことで、過食嘔吐以外の不都合に向き合える精神的ゆとりが出てきたと思う。
フルタイムの仕事を辞めたことで、定期的に通院する時間も取れるようになった。
T.歯科
自分にとって過食嘔吐の最たる(唯一の?)弊害である、歯の綻び。
虫歯で通院していた時、明け方近くまで過食嘔吐していたから予約の時間に起きるのが困難で、度々足が遠のいていた。
しかし上前歯の変形に限界を感じて、差し歯治療(前処理として歯列矯正)を選択。
実に7ヶ月をかけて、上前歯4本とあちこちの虫歯治療やメンテナンス。
これほど真面目に通院できたのは、やはり症状面での変化と気持ちの安定が大きい。
嘔吐が止まって、食べる量も調整できるようになり、寝る前の歯磨きもじっくり出来るようになり、歯の状態は「良い方」らしい。
U.精神科
過食嘔吐以上に自分の中で根深く重いものがある。
これまでは、地道なカウンセリング期間がもどかしくて、親との話合いも面倒で、将来というものを真剣に考えてもいなかった。
でも、過食嘔吐を治める方向性が見えてきたことで前向きに検討するようになった。
昨年5月に最初の受診をし、今年1月には大きな変化を得られた。
今、明確に思う…「自分で愛せる自分になりたいのだ」と。
諸々の病態は、関係しあって改善していくのかなぁと思ったりもする。

5.その他の家庭環境の変化など
母方の祖父母が関東の高齢者施設に移住することになってから、
慌ただしかった5ヶ月(特にこの2・3月)だけどメドが立って落ち着いてきた。
母の苦労も・父の心配も・弟のストレスも・祖母の不安も・祖父の落ち込みも叔父叔母の都合や関係も、色々と何となく分かるからこそ気が重かった。
訓練と違って、家庭のことゆえ逃れられないストレスだったけど、それでも症状にはつながらず課題は収束に向かい、
家族の関係を見直すという点でむしろ有意義だったと思えることが喜ばしい。

あぁ、色々なことがあった1年だけど回復してるんかな?と思った。
書かせてくれて、ありがとう。読んでくれて、ありがとう。
これからも、回復の道を行き・我が道を生くつもりです。
明日のことは分からないけれど、今日もとりあえず出かけてきます。

←一つ前に戻る HOME

100805h

SEO [PR] 爆速!無料ブログ 無料ホームページ開設 無料ライブ放送